2017年10月12日木曜日

難儀な那岐山運用記 (撤退編)

最初に断っておくが、那岐山は眺めてよし、登ればさらに良い素晴らしい山である。
中国山地の主要な山塊である。
題名の”難儀な・・・”の意味は自虐を込めて自分自身に宛てた言い訳である。
JA/OY-001 Nagisan
夜間勤務を終え、所用で高速道路を600km走行後車中で仮眠。
こんな状態でやって来たわけである。
登路は菩提寺コースを選択。いざ、登山開始。
菩提寺コース入り口
入り口にはクマ出没注意の看板。POSTにはクマ除けの鈴が無料で貸出中である。
しかし、傾斜がキツイ。標高差約420mの階段を直登である。
普通なら巻き道があると思うが、ここは1010m峰目指して尾根道を一直線なのだ。
八巻山分岐付近
時折、演習場からドーンと大砲の音が地面に響く。
これでも出てくる熊ってどんな奴かなと思う。
階段を50分ほど登り名もないピークを通過。

さらに30分ほどで慈母峰に到着。初めて眺望の開けた場所に出た。
慈母峰1009.4m 3等三角点
正面に見えるのが那岐山の山頂と三角点のようである。
しかし、ここまでのコースタイムが1時間20分というのはどうもおかしい。
登山計画書と奈義町公式コース案内を見比べると20分ほど遅れているようだ。
今日のペースだと頂上まで更に1時間半ほど掛かるだろうと思われた。
これは、寝不足だからしょうがない。
しかも、計画書に間違いを発見した。菩提寺の標高を何故か961mと誤記していた。
なんか変な感じがしていたのは、標高を間違えていたからだと気が付いた。
感覚的にはもっと近いと思っていたのだ。明らかに計画の間違いであった。
しかも、天気予報は下り坂・・・
しばらく、休憩して考えた・・・
確か、この先に標高差100mのキレットがあるはず。そこまで行ってみようと思った。
ベンチから重い腰を上げると灌木の中の尾根歩きで快適である。
五合目の看板が見えた。やっと五合目か・・・と思った。
那岐山が良く見える
さて、この先少しで階段があった。100mの下り階段である。
覗き込んですぐに決断した。今日は帰ろう。帰ろう。帰ろう。
明日は朝から仕事だから、今日は帰ろうまた来よう。
山頂に行っとったら避難小屋泊りやったと思う。
駐車場に居た猫ちゃんにバイバイして帰路に就いた。
菩提寺の猫ちゃん
帰りの階段も膝に響いた。
まだ、日は高い。後山の下見がてら温泉に立寄ることにした。
ここから、下道で1時間ほど掛かるようだ。
中国山地を縦横無尽に駆け抜け、美作市の愛の村に到着。
愛の村パーク露天風呂
時間が早いので、風呂を独り占め状態。いい気持・・・ほっかほっか
温泉で少し元気が出たので、ススキを見に行く事にした。
またもや、中国山地の東の外れを駆け抜け、車幅の細い福地渓谷を通り抜けた。
やって来たのは、砥峰高原である。丁度ススキが見ごろを迎えていた。
砥峰高原ススキの原
高原は静かにしかし確かに観光シーズンを迎えていた。
                          (リベンジ編に続く)

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